ジャザサイズのおかげで順調に体重コントロールができていた前回の報告から半年、ちょっと変化がありました。
目標体重を上回ってしまった。。。
減りすぎたと感じていた体重を若干増やそうとして、今年5月には「いい感じ」でしたが、目標体重を超えてしまいました。とはいえ、数百グラムの話なので、「誤差の範囲」とウソぶくこともできます。でもね、「目標体重に若干到達しない程度で推移してほしい」という複雑な乙女ゴコロって、ありますよね。
ということで、ナイトキャップとしてのお酒を辞めました。年齢を重ねると寝つきが悪くなるもの。いわゆる「寝酒」にビール350mlをたしなんでいたのです。でも、全体的には良質の睡眠には、アルコールは逆効果なので、ここにテコ入れしてみました。良質の睡眠と体重減少という一挙両得となれば、いいのですが。。。
「私もやりたい!」
還暦を目前にしたころから、高校時代の同級生からちょこちょこ連絡が入るようになりました。
私たちの世代は定年退職を迎えて、一つの社会や組織から離れました。そこに郷愁を覚えるのか、人生で最もキラキラしていた時代に憧憬を感じるのか。。。同級生が集まっておしゃべりをすることが増えてきました。その時に交わされる会話の中からジャザサイズの存在を知った同級生が、「私もやりたい!」と言い始めたのです。人生の黄昏時を迎えた体の衰えや運動不足を痛感しているようです。
そんな彼女のために、「入会の仕方を教えて!」との要望に応えて、インストラクターからパンフレットをもらったり、お得なキャンペーン企画の情報を伝えたりしていました。
ところが、この人「ジャザサイズをやる!」と言い出してから、いろんな理由で、なかなか入会しません。「やるやるオバケか~。」と半ばあきらめていたのですが、やっと4か月後に入会しました。
高校時代の彼女は典型的な文科系で、本人も「頭で手足を動かすタイプだから」と言っていたので、運動不足も相まって「最初は苦労するかな?」と思っていましたが、これが、想像以上でした。
筋力がない
彼女の体の動きを見ていて、「インナーマッスルが弱い」という感じです。運動不足の人、あるあるですね。
体幹がぐらぐらして、「おっとっと。。。」と倒れそうになることが度々ありますし、ヨガマットで四つん這いの筋肉トレーニング中に、彼女が亀のようにひっくり返ったときは、二人で大笑いしました。筋力がないので、体のコントロールができないのです。
まあ、これは想定の範囲内ですけどね。
カウントがとれない
彼女は楽曲のうんちくを口にするほどの音楽好きです。だから、人並みにリズム感はあるだろうと思っていました。ところが、音楽がかかって体を動かしはじめると、常に半テンポから1テンポ遅れるのです。ジャザサイズが初めての彼女は、当然のことながらステップがどんなものなのかわかっていませんから、仕方のないことです。ジャザサイズのステップはそんなに難しいものはありません。いくつかのパターンの組み合わせなので、慣れてしまえば簡単です。
でもね、この慣れとは別に、音楽の聞き方が大きな影響を及ぼす場合があります。どういうことかというと、人には、音楽を「頭で聞くタイプ」と「体で感じて聞くタイプ」があるようなのです。
どうも、彼女は前者の「頭で聞くタイプ」のようです。「この音の時は右足を半歩進めて、次は左足を1歩。。。」というように、頭の中でステップと音楽を分解して再構築しなければ、音に合わせて動けないのです。もちろん、これを瞬時にやってのければ、音に遅れることはありませんが、慣れないうちは時間がかかりますからね。
実は私も同じタイプなので、彼女の苦労は理解できます。今でこそ、若い頃にやっていた社交ダンスのおかげで、音に合わせて人並みに踊れますが、決められたステップを踏むことには苦労しました。
ちなみに、「体で感じて聞くタイプ」の人は、振付を観ながら音楽を聴いて、パッと踊れるのですよ。私の周りには、「1回見たら、その場で踊れる」という強者が何人もいて、本当に羨ましいな~と思っていました。
現在、彼女がジャザサイズを始めて2か月近く経ちますが、曲が終わる頃には、体の動きと音が合うようになってきました。いくつになっても人間は進化できるようです。
前後右左が修正できない
彼女は、手足、体幹の前後左右の動きが間違っていることが、よくあります。レッスン中はインストラクターがデモンストレーションをやっているし、他の会員の動きを見れば、間違った手足は修正は可能です。なので、「今は周りを見る余裕がないのだろう」と、私は思っていました。
ところが、彼女は「自分が動かしている手足が人と違うということはわかっているけど、どうやって修正するのか頭とつながっていないのよね~」というのです。
そう、彼女は「頭で手足を動かすタイプ」でした。。。
いつまで続くか。。。
「運動不足、筋力低下から抜け出したい」という願望から、彼女はジャザサイズを始めました。人生の最終コーナーに達した人間の悩みとしては、切実です。しかし、彼女は「子どもの頃から、音楽に合わせて体を動かすことは苦手だった」と話していたので、運動不足解消にジャザサイズを選んだのか、謎です。
果たして彼女はいつまで頑張れるでしょうか?
たとえ健康のためとはいえ、楽しくなかったら続かないもの。「運動する」ことだけが目的であれば、他にも選択肢がありますから、自分に合ったものをやることが一番です。いやだったら、そのうちドロップアウトするでしょう。
だから、今の彼女には、安易な励ましやエールを送ることはせず、「こんなところが良くなっているよ」と具体的に伝えています。
「やるやるオバケ」だった彼女が、一大決心をして始めたジャザサイズです。音楽に合わせて体を動かすことを楽しいと感じてほしいな~と願っています。
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