白川郷・上高地に行ってきた(2日目)

旅行
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朝市

 上高地への出発前、朝市に行ってみました。高山市には、ここ宮川と昨日出掛けた高山陣屋近くの2か所朝市があるようです。私は、宮川に出かけました。

 朝市は観光客目的なのか、平日だったためか、出店はまばらで買い物客も少なめでした。売られていたのは地元で採れた果物や野菜、民芸品、お味噌などかな。私が買ったのはお米です。なにやら賞を取ったことがあるらしく、食べるのが楽しみです。お米は150g、300g、450gなどの少量ずつの小分けがされており、観光客に配慮されている感じです。あと、素朴な感じの年配の女性が作ったという超小ぶりの茄子のお漬物。漬け汁がとても濃いお醤油漬けなのですが、味はマイルドでおいしかったです。

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上高地

 高山市から約1時間で上高地につきます。ツアーバスは、大正池、上高地帝国ホテル前、上高地バスターミナルの3か所で、各人の希望の場所で降りることができました。私が降りたのは、大正池です。

 添乗員さんがいうには、「この時期の上高地としては、間違いなくガラガラです」とのことでした。確かに、散策は前後の距離を自分のペースで歩くことのできる程度に確保できました。

 前日の真夏日から比べると、体感温度は10℃くらい低そうで25℃前後でした。何やら怪しげな雲もありましたが、雨に降られることもなく、時には晴れ間もあり、散策日和でした。

トイレ事情

 上高地の公衆トイレは「寄付」という形式で有料です。1回百円です。あくまで寄付ですから、利用者の価値観でいいのですが、近くに両替するところはありません。100円玉を必ず準備していってください。

 また、自然を楽しむところですから、トイレが至る所にあるわけではありません。大正池を起点に梓川コースを取った場合、次のトイレはウエストン碑近くか帝国ホテルまでありません。必ず大正池付近のトイレを利用しておいてくださいね。

大正池

 噂どおり立ち枯れの樹木はほとんどありませんでした。大正池は焼岳から噴出した熔岩や泥流によって梓川が堰き止められてできたとのことです。大正池は年々小さくなっているようで、きれいな水面と自然を一緒に鑑賞できる時間は限られているようですね。

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田代池・田代湿原

 添乗員さんから「田代池はスルーしないでください。必ず立ち寄ってください。」とアドバイスを受けていました。

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 大正池から歩を進めていくと、田代湿原が現れます。そこから、右に曲がると田代池を観ることができます。沢などからの土砂によってせき止められてできた浅い池です。なんでも、ここは氷点下でも凍結しない池らしいです。上高地のHPに白銀の世界の田代池が掲載されていますよ。

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梓川コース

 梓川コースとは、穂高橋・田代橋をわたって、上高地湿原ホテル方面に向かうものです。左手にいくつかの宿泊施設を見ながら歩みを進めると河童橋に到着します。川の流れの音を聞きながら林の中を歩く感じです。

 ちなみに、上高地帝国ホテルで高級カレーを食べる場合は、穂高橋・田代橋を渡る前に済ませておくと効率的です。(おなかのすき具合にも寄りますが。。。)

ウエストン碑

 ここは、観光スポットというより、道標といった感じです。ほとんどの人が気づかず、散策を進めていきます。

 ウエストンさんは、上高地を世界に称賛し、「日本近代登山の父」と呼ばれている方のようです。ウエストン祭なども開催されているらしいです。残念ながら、私には登山の趣味はなく、この方の功績は全く知りません。たまたま気が付いたというところです。

 私がここで写真を撮っていると、私と同世代のご夫婦が「これをわざわざ探す必要はなかったな~」とぼやいていました。言わんとすることはわかります。この近くに、トイレがありますから、参考までに。

河童橋

 この日のゴールは河童橋です。ここが上高地のメインスポットで、バスターミナルもここから5分程度のところにあります。

 到着したのが12時頃だったので、観光客の多くがレストランやベンチを利用していました。観光客は少なめとのことでしたが、レストランやテイクアウトを利用するための行列はできていました。とはいえ、あの人数は許容範囲だと思います。私は、この近くの河原で、コンビニで買ってきたおむすびで昼食をとりました。ハイキングを満喫です。

 このしたの写真の奥には明神池や明神橋があるようですが、そこまで散策すると、集合時間に戻ることは不可能なようなので、断念しました。

ビジターセンター

 集合時間までに20分ほど時間が取れたので、河童橋から1~2分で到着するビジターセンターを見物しました。よくあるその地域の自然を紹介し、お土産物を販売しているところです。

 ここにちょっと気になる情報がありました。ちょっとお高い(なんと!一人30,000円)のですが、電気設備などのインフラのない上高地の大自然の中でディナーと星空を満喫するというもの。条件として、「乗鞍高原または白骨温泉の宿泊施設者限定」とあります。ここでのおいしい食事と満天の星空を楽しむために、もう一度上高地に訪れるのも良さげです。

観光を楽しめる幸せ

 ここ上高地も国際的観光地のようで、白川郷と同じように様々な言語が聞こえてきました。新型コロナウイルス感染症が感染症法上の5類に変更になったことに加え、円安で外国人観光客が訪れやすいようです。法の改正以前は、2回のワクチン接種証明書がなければ、簡単に日本には入国できませんでしたからね。マスクをする人も日本人以外はいません。

 未知のウイルスに翻弄された悪夢の時から、平穏な日常が戻ってきたことを実感した2日間でした。

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