御船山楽園ホテルに宿泊したのち、武雄市の観光に出かけました。
おりしも、その日は節分。せっかく佐賀に来たのだから、祐徳稲荷神社の節分祭も見て帰ろうということになり、作戦会議。
まず、武雄神社と武雄の大楠を観たのち、祐徳稲荷神社へ。そのあと、武雄市に戻って元湯で最後の温泉を楽しみ、帰路に就くことにしました。
武雄神社
神社入口には夫婦楠木があり、縁結び、安産に御利益があるそうです。な~んか、2本の樹に縄が飾られていると思って観てみると、上の方で一方の枝が他方の樹木につながっているのです。娘さんの出産が近い友人は、安産を祈願しました。私は縁結び?

そのあと、坂を上っていくと本殿があります。珍しい白い神社です。創建は天平7年(735年)で武雄市内最古の神社とか。

武雄の大楠
この神社から徒歩5分程度の奥に樹齢3000年を超える御神木の大楠があります。楠木の幹や根元に穴が開いていて、老齢であることがよくわかりますが、枝にはたくさんの葉を蓄えており、生命力を感じます。以前は、御神木に触れることができたようですが、現在は立入禁止で、少し離れたところから拝見します。

パワースポットとして有名になった老木は、たくさんの人間が樹木に触れるようになったことで、老木への負担が大きくなり、立入禁止にされることが多い様です。友達の話では、以前は美樹に触れることが可能だった屋久島の屋久杉も、今は立入禁止だそうです。
確かに、たくさんの人に繰り返し触れられると、樹木だってストレスは大きいですよね。御神木には、長生きしてもらわねば。
祐徳稲荷神社~節分祭
武雄神社から祐徳稲荷神社までの所要時間は30分です。
豆まきは10時から1時間ごと5回行われることが、鹿島市観光協会のHPに記載されていました。


12時に到着して、神社に向かうと、前方から馬に乗った宮司さんらしき人が。。。間に合ったようです。例年は舞台を設置して、そこから神職が袋に入った豆をまいていたようですが、今年は馬に乗った宮司と巫女が豆をまき、裃を着た神職が参拝客に豆を配っていました。
福豆の袋の中に黒豆が混じっていると、幸運が訪れるとか。残念ながら、私の福豆袋には、黒豆は入っていませんでした。
そのあと、停まった馬の上で宮司が的を射抜く神事(笠懸?)が執り行われていました。かなりの至近距離ですが、たまたま的を外したところが写っていました。

巫女が載っていた白い馬の馬番の青年が素敵でした。私が「彼、イケメンよ。私好み」と友人に言うと、馬と一緒に馬番の男性を写していてくれていました。(笑)

そのあと、祐徳稲荷の参拝へ。奥の院までは、赤い欄干をくぐって行きます。


本殿から300Mと書かれていたのですが、これがものすごい急斜面です。「この神社の奥の院に行くのは、これが最初で最後だから、絶対に行く!」と3人ともに頑張って登りました。奥の院からは、有明海と筑後川が見えます。

武雄温泉元湯
最後に、元湯に入ってきました。入党料金は500円です。
44℃前後の「あつ湯」と42℃前後の「ぬる湯」があるとのことで、まず「ぬる湯」に入ってみました。しかし、「ぬる湯」でも十分熱い。42℃ですもんね。
「あつ湯」に入ると、足先がじんじんします。友人は、水を浴びてから「あつ湯」に入ると、「気持ちいい」と言っていましたが、私には無理でした。しかし、地元の人は、平気なようです。慣れってすごいのね。。。

ラーメン砦

この日のランチは、武雄市の観光を紹介するYouTubeで見つけていた「ラーメン砦」へ。数種類のラーメンがありましたが、我々のお目当ては武雄店オリジナルの「潮の雫」890円。
貝とベーコンの旨味を濃縮させた塩ラーメンです。ホテルでの食べすぎの胃にやさしいラーメンでした。
この「ラーメン砦」は貝白湯のスープを主体としたラーメンを提供しています。佐世保発祥で、長崎、佐賀と関西などに店舗展開をするチェーン店のようです。ランチ時を過ぎていましたが、狭い店舗ながら、次々とお客さんが入ってきて、なかなかの人気店のようです。残念ながら、私たちの地元にはありませんが、通いたいラーメン屋さんです。
まとめ
武雄市は、見どころが武雄温泉駅周辺に集まっています。長崎新幹線の開通やその後の延伸などの事業もあり、街の期待を感じることができました。
九州に住んでいますが、佐賀県は通過するか日帰りする街でした。全国魅力度ランキングで最下位となった佐賀県。確かに、県庁所在地である佐賀市でさえ、高い建物はありません。その分河川と平野に広がる農地には自然があふれ、ほっとする穏やかないいところでした。
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