証明写真ボックスでパスポートの更新用の証明写真にショックを受けたことを、以前お話ししました。

スマホアプリを使って写真撮影
YouTubeでメイク方法を研究し、証明写真の制限の中、女優ライトを駆使して、姉の協力のもとに、まあまあの証明写真を撮ることができました。で、先日パスポートセンターに申請に行ってきました。
結論からいうと、数日をかけて情報収集と準備をし、姉に撮影をしてもらった証明写真はいとも簡単に却下されました。パスポートセンターの隣にある写真場で、撮影しなおしになりました。
理由は以下のとおり。
1 証明写真の規格外である
2 背景に模様がある
一つ一つ説明をします。
証明写真の顔のサイズが規格以下である
外務省のHPにあるパスポート申請用写真の規格では、写真のサイズが縦45㎜×横35㎜なのですが、余白の取り方、写真に占める顔のサイズが厳しく決められているのです。これからちょっと外れていたようです。申請の受付の方曰く、「スマホで撮った写真では難しいですね。」と言われました。ただ、スマホの写真の縮小拡大は簡単にできますから、その場で修正も可能です。しかし、以下のことが致命的でした。
パスポート申請用写真の規格(令和3年5月18日更新)|外務省 (mofa.go.jp)
背景に模様がある
和室の壁を背景に撮影したのですが、受付担当者から「和紙模様が映りこんでいるから、不適切」との指摘がありました。
「旅券(パスポート)用写真についてのお知らせ」(外務省領事局旅券課 令和3年5月)のリーフレットによると、「旅券用写真の規格は、渡航等に関する国際機関である国際民間航空期間(ICAO)の勧告に基づいて定められています」とあり、写真の規格について、具体的な例が示されていました。そこには、「背景(影を含む)がないもの」と書かれ、適当な写真例には、「青であること」との記載はなかったのです。なので、大丈夫かと思っていました。しかし、申請受付の担当者は、「背景は基本的に青なんですよ」とのことでした。「無地の淡い色(均一かつグラデーション不可)」に抵触したようです。
まあ、「旅券は海外において唯一の身分証明書であり、旅券用写真は本人確認を行う上で非常に重要です。」と書かれていて、写真の重要性を痛感したエピソードでした。(そんなの当たり前?)
危機管理のお粗末さ
「え~、写真の取り直し⁈困ったな~」
写真の撮り直しを想定した準備を全くしていなかったのです。
ノーメイク
まず、マスクという顔パンツに守られているので、ほとんどメイクをしておらず、当然口紅も塗っていなかったのです。メイク道具も持ってきていない。
さすがに、すっぴんで写真に写る勇気はありません。
タートルネック
また、着ている服はタートルネックセーターでした。パスポート写真では首が隠れるタートルネックは、不可なことは知っていました。担当者は「折り曲げて少しでも首が出ていたらいいですよ。」と言われました。でもね、無理に折り曲げられたタートルネックなんてね~。
このパスポートの写真が10年間使われるので、納得のいかない写真では海外旅行のテンションが下がります。だからこそ、今までジタバタしてきたのに、全てが台無しになります。
出直し
私の選択肢は、「出直す」の一択でした。
自宅からパスポートセンターまで車で15分程度です。「1時間くらいで戻ってきますから、ちょっと時間をください」というと、申請を担当してくださった女性は「そこの写真場ではダメですか?」と心配してくださいました。本当の理由を言う訳にもいかず、「エヘッ」と笑ってごまかして、その場を後にするしかありませんでした。
写真の感想
自宅に戻って、化粧をし直し、着替えて、パスポートセンターお勧めの写真場で無事写真を撮り、写真を提出して申請は終わりました。この間の所要時間は1時間30分。まあ、無駄な時間とは思いません。納得の範囲です。この気持ち、わかってもらえますでしょうか?
ところで、出来上がった証明写真の感想ですが、「写真はお世辞を言ってはくれませんし、嘘もついてもいません」といったところです。アハハ。

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