失業の申請から2週間。指定された日時に雇用保険説明会に行ってきました。
開始時間は9:20分。ハローワークのある建物の同じフロアにある会議室でした。
出席者は10名。私の住んでいる街は結構大きな街なのですが、雇用保険受給希望者がこの人数というのは、少ないのでしょうか?
説明会の概要
内容としてはVTRの視聴が40分程度、その後担当者2名からの説明が10分程度でした。
VTRの内容は以下のとおりです。雇用保険の概要を説明しましたという内容ですね。

- ハローワークの説明
- 受給の条件
- 雇用保険の仕組み
- 待機と受給制限期間
- 失業の認定
- 基本手当等の給付
- 不正受給について
VTRの感想~不正受給について
このVTRでとても印象的だったのは、不正受給についてです。それまでは、女性のソフトな語りで進行してきたのですが、ここだけは男性の実務担当者が説明をして、「公金を使って求職活動をするのだから、不正受給なんてもってのほか」、「不正受給がばれると3倍返しになるよ」ということを、きっちり説明していました。
労働者が月々支払ってきた公費によって支払われるのですから労働者の権利でもあり、適正に受給を受ける義務があるわけです。
3倍返しについて簡単に説明すると、雇用保険法第十条の四に基づいて行われる処分のようです。
- 最初に不正と認定された日以降の雇用保険の支給停止
- それまで受給した雇用保険の即刻返還
- 受給した金額の2倍の納付
ということのようですね。
当然といえば当然ですけど、厳しい処遇ですよね。ちなみに、即刻返納しなかった場合は延滞金が発生します。年利5%ですね。逃げ得は認めないということでしょう。
しかし、不正受給って、どうやってわかるのだろうと素朴な疑問がありました。それでWeb検索をすると、企業との連携の他、周辺の人からの通報があるそうです。お天道様に顔向けできないことはやってはいけないということですね。
担当者からの説明
その後、担当者の説明がありました。「求職検索をしたら、窓口に申し出てスタンプをもらってください。」という内容でした。PCなどで求人を検索するだけでは求職活動にはならないとの説明がありましたが、どのように利用されるのか、気になるところです。
また、求人の状況ですが、新型コロナウイルス感染症の第7波の影響で求人数が減少しているとのことでした。例えば、事務職の有効求人倍率0.3倍だそうです。厳しいですよね。ただ、職種を介護関係にすると、3倍でここは求職者が選べる環境のようです。今までのキャリア以外でも就職先を検討するようアドバイスされていました。私の希望は果たして現実的なのでしょうか?
雇用保険基本手当日額の改定

配布された資料によると、雇用保険の基本手当日額が8月1日から変更になったようです。概ね85円程度の加算になっているようです。雇用保険の受給額がわずかでも増えたとのは、最近のインフレ傾向によるものでしょうか。僅かでもありがたいことです。
このような内容で雇用保険説明会は終了しました。次回は初回の失業認定日の面接です。いただいた資料を見ると興味深いセミナーなどがあり、私の年齢でも受講が可能であれば、いいのですが。次回相談してみます。