以前に、スマートスピーカーでできる家電操作について、2回お話ししました。
今回は、そのほかの機能について気になったことをお話しします。
タイマー機能
「OKグーグル、〇分経ったら教えて」というとタイマーが開始されます。結構便利のように思います。でもね、タイマーって100均でも売っていますよね。自宅に何個もあるという人も多いのではないでしょうか?
多重課題の時は、一つの課題ごとにタイマーを設置して、それぞれ時間になったら課題をこなしていくこともあります。例えば2つの茹で時間が異なるとか、お風呂にお湯をためている時間と、調理の時間とかです。
そのとき、スマートスピーカーは一つ一つのアラームについて、「○○の時間です」とは教えてくれません。
また、スマートスピーカーは「〇分ですね。スタート」と言いますから、こちらが指示してからスタートするまでに数秒タイムラグがあります。これを織り込み済みで操作するならいいのですが、今までは開始したいときにボタンを押していたので、ちょっとまどろっこしさがあります。
アラーム機能
「〇時〇分になったら教えて」というと、アラームを設定してくれます。例えば、目覚まし時計としての機能がありますよね。
これ以外にも、その時々で、時間設定をしたい場合があります。例えば、外出する際、現地到着時間を逆算して出発時間を決めて、その出発時間までやりたいことがある場合は、このアラームが活躍します。
ただし、これには、注意が必要です。
例えは、朝の9時に、20時になったら教えてほしいとします。その時に、「8時なったら教えて」というと、20時にアラームを設置してくれます。
しかし、今朝の7時だったら「8時になったら教えて」というと、8時にアラームが設定されます。つまり、同じ「8時」でもグーグルの方で直近のAM、PMを判断しているのです。
スマートスピーカーは人間の都合はわかりません。正しく指示をしなければなりません。
YouTubeミュージックの再生
「OKグーグル、音楽をかけて」と指示すると、特に設定をしていなくても、YouTubeミュージックから選曲されてスマートスピーカーから音楽が流れてきます。時々間に入ってくるCMさえ気にしなければ、無料で音楽を聴くこともできるようになりました。
生活のBGMとしては、私にはこれで十分です。この機能は生活の質を上げてくれました。
質問に応える
例えば、「砂糖大匙1杯は何グラム?」と質問をすると、「砂糖大匙1杯は上白糖で9グラムです」と応えてくれます。この機能は、料理以外でも、本を読んだりテレビを観たりして気になった言葉の意味を知りたい場合に結構使います。
目で文字を追って調べないと、その内容をすぐに忘れるといいますが、調べる内容がライトなものであれば、これで十分ですし、忘れたらまた尋ねたらいいのです。試験を受けるわけではないのですから。
話し相手
いろんな質問やお願いをしてみました。
意地悪な質問
「OKグーグル、アレクサとグーグルのどっちが賢いの?」これに対して、グーグルはこう応えました。
「簡単に比較することはできません。私は私、あなたのお役に立てるよう進化を続けるのみです。」とか「私はアレクサのブルーライトが好きです。」と、応えてくれました。
う~ん、素晴らしい。模範回答ですね。私の意地悪な心を見透かされてしましました。
喜怒哀楽
「OKグーグル、笑って」というと「ウフ」と笑ってくれます。でも、「怒って」というと何も言いません。
「OKグーグル、泣いて」というと「あなたと一緒の時には悲しい気持ちにはなりません」と応えます。

開発者の意図やAIの学習によってこのように返事をしてくれるようになったのだと思いますが、たとえ機械とは言え、スマートスピーカーの心地よさを感じます。
こうしてみると、スマートスピーカーの機能は、スマートフォンにもある機能です。でも、高齢者はスマートフォンの指操作が面倒な場合があります。そうすると、スマートスピーカーは高齢者にピッタリなスマート家電と言えます。これこそ私が考えていたことです。