以前に観たテレビ番組(調べてみると2015年でした)の中で、葉っぱビジネスで成功した徳島県の山林のことを取り上げていました。私はこの番組を見て、強く思ったことがあります。それは、「生活に直結するのであれば、パソコン操作に年齢は関係なさそうだ」ということです。
葉っぱビジネスとは

葉っぱビジネスとは、料亭や寿司屋の料理を彩る葉や花等「つまもの」を販売する農業ビジネスです。従来は板前さんの個人的ネットワークで集めていた葉っぱをビジネスとして構築したものです。顧客のニーズに応じて注文を企業が受けて、それを農家に発注する。それを担ったのが高齢化と過疎化が進む山林の農家でした。
葉っぱビジネスを支える農家

受注者の多くは高齢者ですから、当初は電話で受注していたようです。しかし、そのようなアナログな方法ではビジネスとして限界が生まれます。そこで、担当者はこのビジネスの最前線にいる高齢者にパソコン操作を習得してもらい、受注を早い者勝ちにしたようです。
当初は抵抗もあり担当者は苦労をしたようですが、競争原理を持ち込むことで、農家のほとんどの高齢者がパソコンの操作ができるようになったようです。
当時の番組で紹介された農家の方々に「パソコンを操作できないから注文を受けることはできない」との弱音を吐く人はいませんでした。買取り価格の高い葉っぱは、パソコン上で争奪戦となるため、発注開始時にはどうすればより早くアクセスできるかを研究する高齢者の姿が映し出されていました。これはまるで、人気アーティストのコンサートチケットのはく奪戦のようでした。
生活に直結すると人は学ぶ
自分の生活・収入に直結するような強い興味・関心があれば、年齢であることはハンディキャップではないという一例ですよね。
ちなみに、葉っぱは山からとってきますから、ほとんど原価ゼロです。また、きれいな葉っぱができるよう、山林の手入れが行われるようになり、将来のためにと新しい樹木を植樹する高齢者の姿も紹介されていました。
まとめ
パソコンは年々進化し、速度や操作はどんどん改善しています。また、パソコンはスマートフォンによって代替できるようにもなりました。もちろん、すべてを使いこなすことはできません。
自分の生活により良いことをもたらしてくれるものはないかな?と、常に興味・関心を持っていきたいですね。