以前、友人から、「いのちのたび博物館は大人の鑑賞にも耐えるから、行ってみる価値あるよ」と言われていました。気にはなっていたのですが、やっと行くことができました。結果として、友人の言うとおり、大人でも楽しめました。おすすめです。
行く前の準備と注意事項
必ず事前に入場予約をする
- 観覧料:一般600円、高校生以上学生360円、小中学生240円
- 開館時間:9時~17時
いのちのたび博物館のHPから入場の予約をしてください。予約のQRコードがなければ、入場できません。入り口でチェックされます。
ポケット学芸員アプリをインストールしておく
博物館の展示物を解説する表示は少なめです。詳しく知りたい方は、アプリをインストールして、施設の情報をダウンロードしておくと、快適です。
駐車場
- 普通車:30分/100円(4時間以上は一律800円)
- 中・大型車:30分/250円(4時間以上は一律2,000円)
普通車と中・大型車の入場ゲートは異なります。スペースワールド駅から右折してきた道路からは普通車は入れませんので、駐車場表示には注意してください。また、事前予約を忘れて入場できなくても、駐車料金は支払う必要があるとの注意書きがありました。
まあ、万が一予約を忘れてここに入れなくても、徒歩圏内に環境ミュージアム、スペース・ラボ、ジ・アウトレットモール北九州があり、子ども連れでも大人でも遊ぶ場所はありますから、安心してください。
来館者の様子
駐車場に車を停めると、市外・県外ナンバーの車が多数ありました。この博物館の評判の良さかな?
館内に入ると、夏休み中とあって、元気な子どもさんの声が聞こえます。今は昆虫博物館が特別開催中でしたが、昆虫はちょっと苦手なので、今回はスルーです。でも、香川照之さんが招聘されていたら、行きますよ。(うふふ)
常設展示
地学現象コーナー
まずは地学現象コーナーです。出てくるのが「石」。
地球の起源から生命が誕生するまでに地球の発生を紐解くのですが、ちょっと地味です。ダイヤモンドだろうが、エメラルドだろうが、原石の時には派手さはないですよね。「ふ~ん」といったところでしょうか。一般人には目を引くものではないかも。。。なんて考えていました。
自然史ゾーン
いきなり石だったので、「大丈夫かな?」などと思って先に進むと、恐竜の骨格標本が登場します。「おお!」まさにジュラシックパークの骸骨版って感じです。ここから順番に古生代、中生代、新生代と進んでいきます。高い吹き抜けは奥まで見通せて開放感があります。

たくさんの標本は、高い天井を使って、立体的に展示されています。高いとこにある標本は下から見難いように思いますが、吹き抜けの展示に対し、2階、3階に回遊路があり、標本を間近で見ることができます。
ただ、残念なことに、展示物を開設するモニターが至る所で故障中でした。たまたまなのか、財政困難なのか、気になるところです。
生命の多様性館
ここには、多種多様な動物のはく製がありました。はく製がぎっしりと展示されると、当然それぞれの個体の距離が近くなります。なので、それぞれのサイズ感がわかり、おもしろかったですよ。
自然発見館
この街のビオトープに生息する動物のはく製や標本が多数あります。
日本で一番小さなネズミが地元の山野にも生息していることを知りました。名前は「カヤネズミ」。体長14㎝(尾っぽ含)だそうです。東北以北と南西諸島以外は生息しているようで、それほど珍しい動物ではないようで、生体を展示していました。若いお母さんが悲鳴を上げていましたが、尾っぽがついたジャンガリアンハムスターといった感じで可愛いですよ。
生体の様子がYouTubeでも見ることができます。
エンバイラマ館
この博物館でぜひ見てほしいのが、「エンバイラマ館」です。1億3000万年前のこの街をジオパノラマで再現しています。さすがロボットの安川電機を有する街です。恐竜ロボットは本当に見ごたえあります。

鑑賞時間は8分程度で、完全入れ替え制になっています。予約は必要ありませんが、開始直前には行列ができています。何を見ることができるのかわかっていない人たちは、さっさと出て行ってしまうので、もったいないですよ。行ってみようと思ったあなた、ちゃんと始まりから終わりまでいてくださいね。
まとめ
全ての展示物をじっくり見ようと思うと、半日はかかりそうです。駐車料金も4時間以上は一律なので、時間を気にする必要もなさそうです。それを想定してか、展示物を眺めることができるような複数の場所に椅子が準備されています。
また、学芸員のお話では、入場券を持っていれば、途中退場と再入場は可能なので、近くのイオンやジ・アウトレットモールで食事をして再入場もありです。お楽しみくださいませ。