今まで3回の新型コロナウイルスワクチンを接種してきました。すべて、ファイザー製で仕事関連の医療関係者枠です。そして、6月に4回目のワクチン接種の案内が届いていました。
今回、重い腰を上げて接種に行ってきました。
オミクロン株

デルタ株までの新型コロナウイルスと違い、現在流行中のオミクロン株は弱毒性です。微生物の特性として、毒性の高いウイルスは宿主である動物(今回は人間)が絶滅してしまっては自分たちも死んでしまうので、進化とともに毒性を弱めて感染力を強めていくというのが、微生物では一般的な考え方です。
新型インフルエンザ
10数年前に流行した新型インフルエンザを覚えておられる方も多いとは思います。当初「豚インフルエンザ」と呼ばれていた、あれです。
動物から人間に感染した場合、人間は免疫を持っていないので、人間にとって強毒であることが多いのです。そのため、新型インフルエンザ患者が日本で発見されたときには大騒ぎになりました。
私は当時、関連部署で働いていたので、対策を取るにあたって多数の死者がでた「スペイン風邪」を参考にされていたことを、覚えています。今回の新型コロナウイルス感染症でも「スペイン風邪」は話題になりましたよね。
で、あの新型インフルエンザは今どうなったかというと、ウイルスが大した毒性もなかったことで、あっという間に季節性インフルエンザの仲間入りをしてしまいました。
これからの新型コロナウイルス感染症の動向
コロナウイルス感染症はいわゆる風邪ですので、新型コロナウイルス感染症もいつかは風邪のカテゴリーに入るであろうことは、流行当初から予測されていました。海外のほとんどの国ではWithコロナに舵を切っているので、日本もそろそろ検討に入るのかと思っていたら、政府は「各自治体の判断に任せる」方針のようです。まだしばらくは、感染対策は続きそうです。
4回目のワクチン接種
過去3回のワクチン接種と比べて、4回目はどうするのか悩みました。
オミクロン株に変異した新型コロナウイルスは、感染症しても、2~3日の発熱程度の症状で、ほとんどが重症化していないようです。私は60歳以上のハイリスク集団ではありますが、連日ジャザサイズを楽しむ元気なシニアです。
重症化しにくいウイルスに対し、ワクチン接種で発熱や倦怠感などの副反応リスクを負うのは、何とも納得しがたかったのです。
それがなぜ、4回目を接種する気になったのかというと、公費負担でワクチン接種ができるのも、これが最後だろうと思ったからです。
ワクチン接種会場
大型ショッピングモールの一角でした。至る所に案内の人がいて、会場内にもたくさんの関係者がいましたが、ワクチン接種を受ける人は、見当たりません。最後の15分の観察時間で初めて、関係者以外の人に会いました。4名だけです。私のように、ワクチン接種を渋っている人が多いのでしょうか?
副反応
ワクチン接種を受けた夜中から、悪寒が出て、翌朝37.4℃の発熱と倦怠感、関節痛がありました。鎮痛解熱剤を服用したところ、2時間くらいして楽になりました。また、針を刺したところの痛みは続いていますが、赤くなったり腫れたりはしていません。
この程度で終わったので良しとしましょう。
新型コロナウイルスはワクチンを接種していても、感染をします。複数回感染した人は多数います。そんな中でも、一度も感染することなくここまで来れたので、新型コロナウイルス感染症が感染症法の5類になるまで逃げ切りないな~と思っています。なんてね(笑)