少年野球のヤジの目的は?

この頃思うこと

 自宅近くに小学校があります。週末には少年野球が元気に練習をしている声が届きます。

 練習中は「おーい、おーい」という掛け声なのですが、試合になると変わってきます。

 少年野球って、ヤジを飛ばすのですね。

気になったヤジ

 少し前に自宅に聞こえてきた少年野球のヤジで記憶に強く残っているものがあります。

 「お前の実力、その程度!」

 このヤジがず~っと繰り返されていました。

 その時、「子どもがこんなこと考えるのかな?」って思ってました。つまり、指導者など大人が事前に考えて、子どもたちに言わせている可能性があるのでは?ということです。

 小学生の頃って、無限の可能性がありますよね。例えば大好きな野球で「いつかはプロ野球選手になりたい」とか「大リーガーになりたい」とか夢見て頑張っているのでしょう。

 それが、「お前の実力、その程度!」って言われて、子どもたちはどう思うのでしょう?

 「お前」が誰か、わからないかもしれません。あるいは「うん、僕の実力はこの程度なんだよ。だから?」って思うのでしょうか。なかなか巧妙なヤジですね。

野球少年の母の話

 興味があったので、子どもさんが少年野球をやっている同僚に聞いてみました。

 その時の話では「ヤジりますよ。例えば『ピッチャー、ヘボ、ヘボ』とか、『ピッチャー、ノーコン!』とかね。」とのことでした。同僚の話では少年野球でもヤジは付物なんだそうです。子どもたちはどう思っているかはわかりませんでしたが、この程度なら子供でも聞き流すこともできるのでしょうね。

ヤジの現在

 このヤジについてちょっと調べると、年齢が下がるに従いあまり良くないヤジが見受けられるようですね。

 昭和の時代は「ヤジは野球の花」と言われていたようです。この時代に野球をしていた人が指導者となり、現代に合わせてアップデートされていないと、ヤジが横行するとのことでした。でも、今は是正の方向に向いているようです。

 そのうち、自宅に聞こえてくる少年野球の声も変わってくるのでしょうね。

ヤジエピソード

 できたら、ヤジはクスって笑えるようなものであったらいいなと思います。

 これは、友達と草野球を観ていた時のエピソードです。

 草野球のキャッチャーがどんなコースでも、(ストライクコースに?)「はいったー!」とキャッチングの度に叫ぶのです。おそらく、審判に対するアピールとピッチャーに対する声援なのでしょう。

 それを聞いていた友達が、「はいったー!」の前に、「トイレに!」とか、「女風呂に!」とかの茶々を大声で入れるのです。まさしくヤジです。なかなか下品なヤジではありますが、ちょっと笑えます。大人だからでしょうか?

 ヤジって、相手を傷つけるものではなく、思わず脱力するものだったら、ありかもです。

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