毎日、仕事をしていた頃と同じ6時に目が覚めます。目覚まし時計は使っていません。ベッドの中でゴロゴロしていても仕方がないので、朝活を日課にしました。簡単に家事をして、ブログを書く生活です。朝は頭が冴えますね。そして、吹いてくる風が気持ちいい。仕事をしている頃は、そんなことを考えることもありませんでした。そこで、今まで押し入れにしまい込んでいた網戸を使う生活を再開してみようと思います。
なぜ、網戸を使っていなかったのか
私は今まで網戸を使わない生活をしてきました。なぜ、網戸を使わなかったのか?それは、日中は自宅にいないからです。夜は、灯りに誘われた虫が網戸を抜けて入ってくるのが嫌なので、窓を締めてエアコンを入れていました。そのため、使わない網戸は掃除するのも面倒なので、押入れにしまっていました。
今頃、部屋を通り抜ける風を感じて、私はなんともったいない生活をしてきたのだろうか、ということに気づきました。地球にもお財布にも優しくないことを、ずっとやってきていたのです。押入れから網戸を取り出し、取り付けようとすると、経年劣化で破れているものが2枚ありました。
今のマンションに住んで30年弱、網戸の張替えをしたことは一度もありません。網戸を使わないのだから当然です。網戸の張替えってどうするんだろう?素朴な疑問です。網戸の張替はご主人の役割というご家庭も多いのではないでしょうか。
女性が修理などをすることに対する周りの見方
以前、職場で自宅の天井灯を自分で取り換えた話をしたとき、女性職員から引かれたことがありました。「え~、簡単だよ。高いところに上るための脚立もあるし。」と説明しましたが、彼女らによると、女性はそんなことをしないのだそうです。
女性の方が長生きするのに、彼女らは男手がなくなったらどうやって生活するのでしょう?
確かに、私の時代の義務教育では、技術・家庭科は男と女に分けられて授業を受けましたので、簡単なモノづくりや修理について、女子が授業で学ぶことはありませんでした。でも、天井灯の交換など、やろうと思えばできないことはありません。必要に迫られるか否かでしょうか?
網戸の張替
話を網戸張替に戻します。
YouTubeで検索すると、張り替え方の動画が沢山ありました。皆さん、簡単にやっています。(できるから、簡単そうに見えるのでしょうけど…)「これなら自分でできる!」そう思いました。
早速ホームセンターにでかけて必要なものを買ってきました。網の色や密度にはいくつか種類があり、用途に応じて使い分けるようですね。今まで全く興味がなくて見ていませんでした。今回購入したのは、嫌いな小さな虫を通さない網目のものです。約1時間程度で、多少不細工なところはありますが、初めてにしてはまずまずだったと自画自賛して、無事張替は終了しました。
網戸が取り付けられない
しかし、いざ取り付けの段階になって問題発生です。
掃き出し窓など、ベランダがあるところには簡単に取り付けられるのですが、窓の外に立つことができない場合、室内側からガラス窓を避けながら取り付ける必要があります。
ハタと困りました。マンションは9階ですから、万が一落としたら、大惨事になる可能性があります。どのように外したかの、記憶もありません。一旦、取り付けを中止して、思案することにしました。
再度のYouTube検索、そして、取り付け成功
まず、自宅から車で1時間ほどのところに住む姉にSOSを出しました。近々、母の病院受診に付き添うので、その帰りによってくれることになりました。
自分で解決する方法はないか、再度YouTubeを検索すると、「マンションの網戸の取り付け」や「古い網戸の落下防止装置」についての解説をしている動画を見つけることができました。
重要な点は、網戸の下枠には戸車が設置されており、それを網戸の枠から出ないように枠の中に引き上げることによって、網戸が窓枠のレール乗り、取り付けることができるということです。最近の網戸の戸車は網戸を取り付けやすいように戸車を枠の中に引き上げて固定できるようになっていますが、私の古い網戸にはそのような機能はなく、自分で持ち上げる必要があったのです。
そのうえで、私が取り付けの際、以下の点に注意して行いました。
- 落下防止装置を固定する+ドライバーを利き手側のポケットに入れておく。
- 全ての操作は利き手の右手で行う。
- 左手で網戸の枠を持ち、落下防止装置を固定できるまで手を離さない。
手順は以下のとおりです。
- 窓枠の上のレールに網戸の枠を差し込み、次に下のレールを操作する。
- 下のレールは、右手で戸車を網戸の枠内に押し上げて、網戸をはめ込む。
- 網戸の左上の落下防止装置を右手で押し上げ、ドライバーで締める。
- 網戸の左側が外れないことを確認し、左手を開放する。
- 窓ガラスを左に動かし、窓枠の右側の下レールに網戸の枠を左側と同様にはめ込む。
- 右側の落下防止装置を押し上げ、ドライバーで締める。
一人でできること、誰かに頼ること
取り付けが終わった直後に、姉から「病院の付き添いが終わったから、今から行くよ~」との連絡が入りました。取り付けることができた経緯を説明して辞退しました。姉の存在は本当にありがたいです。
先日、プリンタのメンテナンス修理を故障覚悟で自分でやってみたことをブログに書きましたが、今までいろんなことは概ね自分で解決してきました。両親が器用で家庭内のいろんな大工仕事や修理などを自分でやっている姿を見て育ったこともあり、とりあえずやってみるという習慣がついています。
しかし、今後は年齢を重ねることで気力・体力が衰えていきます。自分ではできないと判断したり、外注するなど人に頼ったりすることを覚えなければなりません。
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