資さんうどん VS ウエストうどん

この頃思うこと

「資さんうどん」とは

 私がオフにうどんを食べるときは、地元の「資さんうどん」一択でした。

 広い駐車場がある店舗が地元各地にあり、「お腹空いたね。うどんでも食べようか」は、「『資さんうどん』に行こうよ」ということでした。そんな地元っ子は多く、週末には家族連れでいつも順番待ちです。

 「資さんうどん」は、パートさんの働き具合に応じて給与が支払われていたため、パートさんの定着率が高いことで有名でした。「資さんうどん」繁盛の一翼を担っているのはパートさんの力だったようです。

 そんな「資さんうどん」に数年前、異変がありました。投資ファンドが「資さんうどん」の株を100%取得したというのです。地元では、ちょっと驚きのニュースだったのですが、店舗はいつも通り営業していて、そんなことも忘れていました。まあ、テレビで「資さんうどん」のCMが流れるようになり、「全国展開するようになったのね~」と漠然と思っていたくらいです。以前は広告宣伝など必要のない、地元では当たり前のうどん店でしたから。

「資さんうどん」で久しぶりに食べたうどん

 で、先日久しぶりに「資さんうどん」に行ってきました。時間は11時30分頃。ランチタイムにはちょっと早い時間でした。いつもの「ごぼう天うどん」に「牛肉」をトッピングして注文しました。

 ちょっと席を離れている間に、すでにうどんは出来上がって、空席のテーブルに置かれていました。その間3分程度。早いです。

 「わあ、久しぶり」と食してみると、「ん!?」。ごぼう天が冷蔵庫から出したばかりのように冷たいのです。そして、つゆはアツアツではなく、味もなんとなく今までとは違う感じ。

 私は決してグルメではありません。そんな私でも、おいしいとは感じられなかったのです。

 ちなみに、ごぼう天うどんは山口県以西では一般的な人気メニューです。それだけに、ごぼう天うどんは、そのお店の特徴が出ます。ごぼうを短冊に切ったり、輪切りにしたり、かき揚げのようにしたりと、バラエティに富んでいます。ちなみに、「資さんうどん」はペンくらいの長さのある、大ぶりのごぼう天です。

 話をもとに戻して、うどん店の多くは、注文を受けて天ぷらを揚げていると思います。まあ、ランチタイムなど、需要が大きい時間帯には、事前に準備しておくこともあるでしょうし、丸亀うどんのように、トッピングを自分で選んでいくようなモデルもありますしね。でも、今回のように冷え冷えのごぼう天は初めてでした。

 「うむむ、これはどうしたものか。。。」なんとなく、変わりゆく「資さんうどん」の未来を感じたような気がしました。

「ウエストうどん」とは

 地元には、福岡市に本社を置く株式会社ウエストが運営するうどん店も、たくさんあります。

 「ウエスト」は、うどんだけではなく、他に焼肉・中国料理・和食各種・カフェなどを展開していますが、それぞれが独立しているのではなく、1か所に料理のジャンルごとに複数の建物と広い駐車場を構えています。なの、来場客はここに車を停めるだけで、食事の選択肢が広がります。幹線道路には「ウエスト」と書かれた大きな赤い看板が所々にみられ、私にとっては大型チェーン店が運営するドライブインのイメージが強いところです。「ウエストうどん」はその一つです。

 ただ、私はoffにうどんを食べるなら「資さんうどん」一択だったので、自ら「ウエストうどん」に出掛けた記憶は、ほとんどありません。

「ウエストうどん祭り」

 ジャザサイズへ通う車の中で聞くFMラジオで「モーニングジャム」という番組があります。メインパーソナリティはナカジーこと中島浩二さんで、軽快なトークで繰り広げられる「おもろい家族」は、いつも爆笑しています。

 ウエストうどんは今、「冬のうどん祭り」と称して、このモーニングジャムとコラボした特別メニューを提供しているとの情報がありました。期間は、来年1月8日までです。

冬のうどん祭り実施中 | WEST (shop-west.jp)

「肉ど~ん!海老天ど~ん!揚げ餅ビローン!のパワフル福来るうどん」と「えのきの天ぷらの花が咲くスペシャル ウマジーうどん」の2種類をナカジーさんが考案したとのことです。

冬のうどん祭り実施中 | WEST (shop-west.jp)

食べてみた「ウマジーうどん」

 このラジオ番組を聞いて、「コラボうどんを食べてみたい!」と思い、出かけてみました。

 時間は、混雑を避けて「資さんうどん」と同じ11時30分頃。さほど広くない店舗なので、私が入ったときでも、そこそこ客席は埋まっていました。

 選んだのは「ウマジーうどん」750円です。他のお客さんも2人に一人はコラボうどんを注文していました。

 揚げたてのえのきの天ぷらと牛肉としめじ、長ネギで作った甘辛い味の具が丼いっぱいにトッピングされて提供されました。カウンター席だったので、注文を受けて天ぷらを揚げているのがわかりました。所要時間は5分くらいだったでしょうか。

 うどんは、「資さんうどん」よりやや細め、やわらかいタイプです。えのきの天ぷらがトッピングされたうどんは私にとっては初めてで、アツアツうどんは本当においしかったのです。

どっちがいい?

 前述の「資さんうどん」の冷たいごぼう天のエピソードは、たまたまだったかもしれません。なので、今後も「資さんうどん」に出掛けることはあると思います。「資さんうどん」の焼うどん、これもおいしいです。

 ただ、地元の企業ではなくなったのこともあり、「資さんうどん」えこひいきする理由はなくなったので、一択ではなくなったのは確かです。

 だって、「ウエストうどん」おいしかったですもの。

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