マンションから見える景色は、高い建物の夜景がきれいです。しかし、道を歩くと違った景色があります。
ウォーキングを始めて、自宅周囲を歩くことが増えました。子どもの頃、親と一緒に行ったアーケード街に行ってみると、日曜日というのに開いている店舗はありませんでした。

ここは、洋服やファッション小物を買っていたビルと居酒屋があったところでしたが、更地になっています。奥には、アーケードも壊されて、目の前のビルも解体中です。冬の寒空の下で、もの悲しい感じがします。

シャッターに「テナント募集」が貼られていますが、風雨にさらされて、ボロボロです。いつ貼られたものなのでしょうか。

このそばには介護保険のデイケアセンターがあり、利用者の喫煙場所になっているようです。今日は日曜日なので、利用者もいません。

ガードレールがおかれている手前には、以前はブティックがありました。大人になって、洋服を購入していたところですが、今は駐車場になっています。

ここは特急が停まるJR駅に直結した活気あふれる商店街でした。約30年位前にそのJRの駅が100Mくらい移動して、大手スーパーがJR駅に直結して開業したことにより、人の流れが変わってしまいました。
私の住む街は超高齢社会で、全人口に占める高齢者の割合は、政令指定都市でも上位です。年齢が上がれば消費行動は低下しますし、全てが一か所で完結するショッピングセンターに客は集まります。坂道を転げ落ちるように衰退していったようです。
車の免許を取得してからは、買い物は車を利用するので、この商店街にはそれこそ30年ぶりくらいに訪れました。あまりの変わりように、声も出ませんでした。
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