プラネタリウムを久しぶりに見てきました。子どもの頃以来ですから、なんと半世紀ぶりです。
新規オープンのプラネタリウム施設とお出かけ応援プレミアムサマー
今年5月にプラネタリウムがオープンして、道すがら、とても気になっていたのです。
座席はオンラインで予約ができるとの情報を得て、早速、HPを開いてみました。すると、「お出かけ応援プレミアムサマー」として、7月、8月の期間限定で、市内居住者は無料になるとの情報があるではないですか。これは、行かない手はありません。
プラネタリウムは、4プログラムあり、上映時間はそれぞれ45分です。今回は、続けて鑑賞できる「イナズマデリバリー」と「嵐の名探偵デッド」にしました。
上演時間5分前には到着してくださいとの注意事項があったので、間に合うように到着しました。ここは、広大な土地にショッピングモールに併設しているため、駐車場に困ることはありません。そして、駐車料金は無料です。ただ、広すぎて入場口を間違うと、大変なことになりますので、注意が必要です。JRの駅に近い入場口から入ると、炎天下に長い距離を歩く必要はありません。
上映プログラム
上映の進行としては、それぞれのプログラムの前に今日のわが街の夜空の説明が15分程度あり、そのあとタイトルにあるプログラムが上映されます。
わが街の夜空

まず、わが街で見えるであろう星の説明があります。そのあと、街明かりが消えた場合に見ることができる星の説明がありました。街明かりが消えると、こんなに星の数が変わるのかと驚きでした。モンゴルの平原では街明かりがなく、雲がなければ360度満天の星を見ることができると聞きます。行ってみたですね。(ちょっとゲルでの宿泊は不安ですけど。。。)
そして、この時期に見える「夏の大三角」とか、「アルタイル」が「ひこ星」で、「ベガ」が「おり姫」とかを聴いて、「子どもの頃に聞いたな~」と感慨が深かったです。

この星座の説明で一番「へ~」と思ったのは、オリオン座にある赤色巨星ベテルギウスは消滅の時期が近いとの話です。
星は同じ明るさでも赤っぽい星の方が年老いており、赤色巨星のベテルギウスはいつ爆発してもおかしくないそうです。そして爆発はしたら昼間でも見ることが可能なのだそうです。
ちょっとWebで調べてみると、ベテルギウスまでの距離は642光年で、爆発したら3か月くらいは明るく光り、日中でも見ることができ、4年後くらいには肉眼では見えなくなるそうです。自分が生きているうちに、このような天体ショーを観ることができたらいいな。
イナズマデリバリー
この後、続くイナズマデリバリーは、「稲妻」の話ではなく、カナバングラフィックス制作のアニメ作品のことでした。これは、私が知らなかっただけでしょうか?
「バイザウェイ」という主人公は遠い星に住む男の子で、父親からもらった高性能の望遠鏡で地球を発見して、地球に旅する話でした。
この上映で興味深かったのは、映像の映し方です。プラネタリウムですから球体の天井に放映しますよね。それが、左右に動かすことで床面は動いていないのに浮遊感を得られます。見ていた子供たちが泣き出すほどでした。
嵐の名探偵テッド
2作目の「嵐の名探偵テッド」は気象学者の藤井哲也氏の研究テーマである竜巻のメカニズムについて説明でした。藤井哲也氏は北九州市出身で、アメリカ合衆国で研究を続けてきた人のようです。プラネタリウムというより学習映画の様でした。
このプラネタリウムへの願い
いいところ
上映開始時に暗くなることや、途中の浮遊感の演出で泣き出した子どもへの対応は感心しました。子どもを保護者とともに別室に係員が案内するのです。これは、保護者にも周りの人にも優しい配慮だと思いました。子供連れは、何かと気疲れするもの。このような文化施設には大切な機能ですね。
改善してほしいところ
1作目も2作目もタイトルだけでは、内容は推測できません。HPにも概要の記載はありませんから、行ってみるしかないというという訳です。まあ、どちらも面白いのですがね。
あと2作、未視聴の作品がありますので、無料のうちに是非見たいと思います。また、年間計画がどのようになっているのかわかりませんが、季節ごとに上映作品が変わるのであれば、何度も足を運ぶ価値はありそうです。
私は街中で星を観ることはできないと思っていたので、夜空を見上げることはありませんでした。今日は、残念ながら曇天で、星は見えませんでした。でも、これからは時々、見上げてみたいと思います。新しい発見を期待して。