「ガイズ&ドールズ」を観劇するために、最寄りの駅で乗車券を購入したところで気づきました。
「財布がない!」
博多座までの移動方法
博多座での観劇は、昨年までは車で出かけていました。それまでは、姉と一緒の観劇だったので、車で行った方が効率的だったんです。ところが、姉から観劇卒業宣言され、今年に入ってからJRで出かけるようになりました。基本、一人観劇です。
車か徒歩で最寄りの駅に行き、JRと地下鉄の乗り継ぎで、開演15分前に劇場に到着する。これが、観劇ルーティンとなりました。
自宅から最寄りの駅まで徒歩12分。季節のいい頃はお散歩を兼ねて歩いていきますが、この日は朝からピンカンの晴れ。酷暑の予報が出ています。最寄りの駅まで歩くと、大汗をかくことは必至です。なので、車で移動にしました。駅近かの駐車場は12時間まで400円とリーズナブルです。
乗車予定時刻の20分前に最寄りの駅に到着し、スマートフォンの交通系アプリで乗車券を購入しました。往復切符だったので、帰りの乗車券を財布に入れようとすると、財布が見つからないのです。
出かける前の時間配分がちょっとうまくいかず、少しバタついたため、持ち物はチェックはチケットと眼鏡、オペラグラスしかしませんでした。これが災いの元でした。昨日のジャザサイズのバッグからお財布を移していなかったのです。
財布を取りに戻るか、観劇を優先するか
自宅に財布を取りに帰るには、時間がありません。観劇に遅れていくか、このまま出かけるか、ちょっと思案しました。結論は、このまま出かけることにしました。先日、書いた記事のスマートフォンは高齢者の生活を豊かにするということの「一つの社会実験にもなるな~」などとのんきな考えです。

スマートフォンには、交通系アプリ、電子マネー3種類がインストールされて銀行やクレジットカードに紐づけされていますから、残金が不足してもチャージは可能です。
JRの乗車券は交通系アプリで購入できました。地下鉄も交通系アプリで乗れます。
博多座では、新型コロナウイルス感染症のため、レストランでの食事しか認められていません。しかし、混み合います。(コロナ渦の前は、幕間にちょっと豪華な幕の内弁当を食べるのが楽しみだったのですが、残念です。)そのため、観劇の日は出かける前に食事をするようにしていますので、食事の必要はありません。
あとは、水分補給をどうするかですが、博多座の前にコンビニがあるので、ここでペットボトルを購入することにしました。座席では水分補給しか認められていないので、これで十分です。
無事博多座に到着、そして帰宅
何のトラブルもなく、予定より早く開演30分前に博多座に到着ました。劇場前のポスターを写真に撮り、大好きな井上芳雄さんに会うために劇場に入り、夢の時間を過ごしました。
そして、終演。外は雨でした。
特に博多座周辺に行きたいところもなかったので、そのまま博多駅へ移動しちょっとウインドウショッピングをしてJRに乗車。駐車料金は交通系アプリで支払い、自宅に戻りました。
物欲のなさ

福岡市は人口減少の日本の中で人口が増加している数少ない都市です。そのため、街に活気があり、平日でもたくさんの人が行きかいます。ウインドウショッピングも楽しいですよ。
でも、物欲がないのです。「これいいな」と思いますが、「これ欲しい」には至りません。
この日は、クレジットカードを持ってきていないことも影響していたのかもしれませんが、欲しいものがあれば電子マネーで購入できます。でも、食指が伸びません。
「モノを増やしても仕方ない」という感覚は、老いの一つなのでしょうかね。バブルを生きてきた人間としては憑き物が落ちた感じです。